少し前までパソコンは「Windows」でしたが、今では「Mac」も人気を博しています。

そこで、MacとWindowsの違いは分かりますか?
「MacはApple」で「WindowsはMicrosoft」という提供している会社の違いは分かっても、それ以外の違いといわれても実際に両方のパソコンを使わないと分からないですよね。

ということで、今回は「MacとWindowsの違いを知りたい!」と、どちらのパソコンを購入するか迷っている方にいくつかのポイントに分けてMacとWindowsの違いをお話していきます。

MacとWindowsの簡単な特徴紹介

MacとWindowsの簡単な特徴紹介
パソコンも今では様々なメーカーから販売され、どのパソコンを購入すればいいのか誰でも迷いますよね。
そこで、パソコンを選ぶときはまず「Windows」と「Mac」どちらを選ぶかになります。

先程も簡単に説明しましたが、WindowsはMicrosoft社が開発したOS(Operation System)です。
一方のMacはiPhoneでお馴染みのApple社が開発した「Mac OS」を搭載したパソコンを指します。

つまり、WindowsとMacの大きな違いは搭載しているOSになります。
Windowsを搭載したパソコンは様々なメーカーから販売されていますが、MacはApple社の製品としてシリーズで販売されています。

MacとWindowsの特徴紹介

それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。

【Macの特徴】
まず、MacはApple社が開発した「Mac OS」が搭載され、現在はノートタイプのMacBookやデスクトップのiMacがシリーズで販売されています。

特徴は何といっても、Apple社が提供するiPhoneやiPadがiCloudで容易に連携できることです。
iCloudはApple社のクラウドサービスで、保存した文書ファイルや写真、映像、音楽などのデータは同期されApple社のどの端末からでも見られるようになります。

【Windowsの特徴】
次に、WindowsはMicrosoft社が開発したOSです。

1995年に「Windows95」が発売されてから以降も「98→2000→XP→Vista→7→8」とバージョンアップを繰り返して現在は「Windows10」が最新バージョンになります。

Windowsは名前程度は誰でも知っているという知名度の高さから、全世界で圧倒的なシェアを誇っています。それにより他の人とのデータの互換性が高く、スムーズにデータのやり取りができるのが大きな特徴です。

以上、簡単にそれぞれの特徴を紹介しましたが、違いについては次の項で詳しくお話していきます。

MacとWindowsの4つの違いを解説

MacとWindowsの4つの違いを解説
それではここからは、MacとWindowsの違いについていくつかのポイント分けてお話していきます。

➀パソコン本体の製品数

前項で説明した通り、MacはApple社がMac OSはもちろんパソコン本体の開発まで全て行っています。
そのため、パソコンはiPhoneのように定期的に新バージョンが販売される形式になるので、Macの製品数自体は少ないですがデザインには統一性があります。

一方のWindowsは国内・海外の複数の有名メーカーが開発した端末が販売されているので膨大な数の製品があります。それに伴って、Macとは異なりデザインやスペックなどは開発メーカーで異なります。

本体価格に関してMacは基本的に高いという印象で、Windowsは安い端末もあれば高い端末もあるいわゆるピンキリです。

➁ソフトウェアの数

パソコンを使ううえでソフトウェアは必ず必要になりますが、初期状態のソフトの数ではMacの方が多い印象です。iPhoneやiPadのようにSafari/FaceTime/iTunes/メール/マップなどがMacでも最初から利用できます。

一方のWindowsはMicrosoft社のWordやExcelなどのOfficeアプリケーションが標準で搭載されているのでビジネスマンはそれで充分という方もいるでしょう。

しかし、Windowsの強みは対応ソフトウェアが多いことです。
ビジネス向けに開発されるソフトウェアはWindows対応が多く、ビジネス向け以外のソフトウェアも充実しています。

また、ビジネス向け以外のゲームの世界ではWindowsがMacを圧倒しています。
Macでもゲームができないわけではありませんが、Windowsと比較すると雲泥の差があります。

➂操作性

操作性に関しては個人の見解や今までの経験で差が出てきます。

【キーボード】
パソコン操作の基本はキーボードですが、MacとWindowsではボタンの配置やショートカットキーの使い方に違いがあります。

一つの例としてWindowsではキーボードの一番下の列に両端に「Ctrl(コントロール)」キーがありますが、Macでは一番下の列の左から3つめに「command(コマンド)」キーがあります。

ショートカットキーも選択した項目をコピーはするときを例で紹介すると、

  • Windows:Ctrl + C (または Ctrl + Insert)
  • Mac:command + C

というように、比較的よく使うショートカットキーに関してそれ程大きな違いはありませんが若干の違いがあります。

この違いは、今までWindows PCを使っていた方がMacに乗り換えたとき操作性が悪いと感じる方は多いようです。しかし、Ctrlがcommandになっただけであり、他のキーやショートカットに関しても使ううちに慣れてきます。

【トラックパッド】
また、キーボートは別の操作性の違いとして挙げられるのが「トラックパッド」です。
トラックパッドはキーボードの下に搭載される指で操作するパッドになり、マウスが使えないときに利用します。

このトラックパッドに関してはMacの方が操作性は優れています。
Windowsは開発したメーカーで違いはありますが、指で操作するとき何となくカクカクした動きで操作性が低いように感じます。一方のMacのトラックパッドは、パッドの精度が高く思った通りに指で自在に操作できます。

このように、操作性についてMacとWindowsで違いはありますが、感じ方は使う人によって異なると思います。そのため、一概にどちらが優れているとは言えませんが、キーボードに関してはボタンの名称が違うので、Mac⇔Windowsで乗り換えするときは最初に確認しましょう。

➃安全性(セキュリティ)

パソコンを利用するうえで注意したいのがセキュリティ上の問題です。
今ではMacとWindowsに関係なくインターネットを利用するので、コンピューターウイルスに感染する危険があります。

そこで、MacとWindowsではどちらが安全性は高いのか?と言われれば、今のところはMacの方が安全性は高いといえます。

その理由は、コンピューターウイルスを感染させる、いわゆるサイバー攻撃の標的が圧倒的なシェアを誇っているWindowsに向けられているからです。また、先程説明した通り対応するソフトウェアの数でもWindowsが多いことから、脆弱性(システム上の欠陥)を狙って攻撃を仕掛けてくるケースが多いことも被害に遭う要因になっています。

しかし、Macも対岸の火事ではなく、現在Macもシェアを広げていることから今後サイバー攻撃の標的になる可能性は大いにあります。Macだから安全という訳ではないので、Windowsと同じようにセキュリティ対策ソフトの活用などは検討する必要があります。

以上、MacとWindowsの違いとして4つのポイント分けて紹介しましたが、最後に本体デザインについてMacはオシャレでかっこいい印象、Windowsは開発メーカーでデザインがバラバラなので好みのデザインが探せるのも違いといえます。

まとめ

今回はMacとWindowsの違いについてお話してきました。
とにかく大きな違いはOSであり、WindowsはMicrosoft社が開発したOSで、MacにはApple社が開発したMac OSが搭載されています。

それ以外の違いを4つのポイントに分けてご紹介しましたが、Windowsは全世界で圧倒的なシェアを誇っていることから、製品数やソフトウェアの数でもMacを圧倒しています。

操作性や安全性に関しては実際に使ってみない限り判断できないものの、Windowsは昔から使われているOSなのでほとんどの方はWindowsの方が使いやすいと感じるのではないでしょうか。